2010.03.12 Friday
年収制限を撤廃した住宅ローン。
住信SBIネット銀行とは、店舗のないネット銀行。
会社は東京・六本木一丁目の駅に続く「泉ガーデンタワー」18階にあります。SBIホールディングスの会社がたくさん入っているビル。
もちろん、ネット銀行なので、普通の銀行のような窓口はありません。だから高いところにあってもいいのです。1階になくても大丈夫。
ここにとどまらず、ネット銀行は特長のある金融商品をいろいろ出しています。
窓口がないので、事業運営のコストを抑えることができる。そのため、定期預金の金利を高くしたり、ローンの金利を低くしたり。つまり、お客さんにインパクトのある商品を作ることができるのです。
住信SBIネット銀行の住宅ローンのおもな特長は、金利が低いことと保証料がタダなこと。
保証料というのは、多くの銀行から住宅ローンを借りるときに顧客が負担しなけばならない、借入金額1,000万円に対して20万円程度かかるコストのこと。顧客の貸し倒れリスクに対する保険料といってもいいでしょう。
3,000万円の融資を受ければ、60万円程度の保証料になります。高いですね。
ネット銀行は、この保証料を無料にしてアピールし、顧客獲得をはかっていますが、保証料を無料にするということは、顧客がローン返済をできなくなったときに銀行がそのリスクをかぶらなければならなくなるということです。
リスクを小さくする方法は、事前に顧客を審査する段階で厳しくすること。つまり、貸す前にじっくり評価して「いいお客さん」にだけにお金を貸すこと。
顧客の年収や勤務先など、信用情報をキッチリ把握して、厳しめの評価をします。
ローン審査で「年収」は重要な項目のひとつです。
ふつう「年収200万円以上」とか、「年収300万円以上」などの制限が金融期間ごとに設けられています。
住信SBIネット銀行が、今回、年収、勤続年数などの審査制限を撤廃したことは、これまで基準に引っかかって借入することができない人に門戸を開くことになります。
ただ、リスクの高い顧客のリスクのレベルが変わるわけではありません。
したがって、リスクの低い人と高い人が同じ条件でローンを借りられる訳ではなさそうです。
これまでの住信SBIネット銀行の審査基準を満たした人はこれまでと同じ条件でローンが借りられる。
これまでの基準を満たしていない人は、「住宅融資保険」という仕組みを使ったローンになるようです。ローンにこの保険をつけることで、銀行は貸し倒れリスクに備えることができます。
顧客からみた大きな違いは、「変動金利タイプ」しか選択できないこと。
さらに、通常の変動金利よりも適用金利が高いこと。
なお、顧客の信用リスクによっては、やっぱり住宅ローンが借りられないケースも出てくるかもしれません。
他の金融機関で断られた人は、問い合わせをしてみる価値がありそうです。
ただ、他で断られた人は、住宅の取得そのものを、再考したほうがいいようにも思いますが・・・。
マイホームは、欲しくなると取りつかれてしまう傾向がありますが、頭を冷やして、少し立ち止まって考えてみることも大切ですよ。
◆この記事は、メルマガ「生活マネー ミニ講座」(「まぐまぐ」より平日毎日:無料:読者数7,000人超)にて配信したものです。
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リスクを小さくする方法は、事前に顧客を審査する段階で厳しくすること。つまり、貸す前にじっくり評価して「いいお客さん」にだけにお金を貸すこと。
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