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最近のモノの値段の下落状況。
 近年の消費は「巣ごもり消費」とも言われ、外へ出て積極的に活発にモノを買うよりも、家でつつましやかに過ごすための消費だといいます。
「モノを買いたい」気持ちがしぼんでくると、モノの値段は下がります。

 これまで、このメルマガで何度も触れている「消費者物価指数」の過去1年くらいの動向をみて、実際にモノの値段はどうなっているのか?どれくらい下がっているのか?を確認してみましょう。

「消費者物価指数」とは、モノとサービスの小売価格の水準を示す指標。

 毎月、月末に総務省が公表します。

 1月29日に公表された情報は、昨年12月の消費者物価の状況。

 天候などの要因で変動の大きい生鮮食品を除くモノ・サービスの価格水準は、前年の同月と比較すると▲1.3%。

 これは1年前よりも、モノの値段が平均して1.3%下落したことを意味します。

 この状況は昨年3月以降続いており、

3月:▲0.1%
4月:▲0.1%
5月:▲1.1%
6月:▲1.7%
7月:▲2.2%
8月:▲2.4%
9月:▲2.3%
10月:▲2.2%
11月:▲1.7%
12月:▲1.3%

 つまり、昨年はほとんどの月で、1年前よりもモノの値段が下がっていました。
 物価の下落基調は「ホンモノだ!」をいうことができそうですね。

 物価下落の局面では、銀行にお金を預けずに、タンスの中に入れておいても、自然にお金の価値は増えていることになります。

 1年前よりも概ね2%程度の物価の下落は、逆に、2%程度の利息がついていることと同じ意味です。

 実際の預金の利息では、利息額に対して20%の税金が差し引かれますが、物価下落によってお金の価値が増えるときには、税金をとられません。

 ただ、すでにご存じの通り、物価の下落の影響は、労働力というモノの値段も下げる方向に働きます。

 つまり「賃金」や「報酬」のことですね。

 賃金や報酬の下落は、単なるモノと違って、自尊心やモチベーションまでも下げてしまうので、よくないんです。



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